高田川畔の千本桜は、市制施行の1948年(昭和23年)に市民ボランティアの手によって植樹されたもので、「高田千本桜」として市民に親しまれています。3月下旬から4月上旬にかけては、大中公園を中心に川の両岸南北2.5キロメートルにわたり、見事な桜のトンネルが続きます。夜になっても、夕闇とともにぼんやりとライトアップされた夜桜を見物する人の波は絶えることなく、奈良県を代表する桜の名所となっています。お花見だけでなく、6月から7月にはあじさいが見ごろを迎えるとともに、紅葉の頃には桜やもみじが紅く染まり、移りゆく季節の自然を楽しむことができます。また、公園には芝生広場や大中池に浮かぶ浮舞台(桜華殿・おうかでん)があり、その西に見える二上山と溶け入った風景は、訪れる人の心を癒してくれる憩いの空間です。
【住所】 大和高田市大中183
【TEL】 0745-22-2201(大和高田市都市計画課公園係)