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奈良の歩き方新提案 奈良盆地周遊型ウォークルート

広陵町パートのウォークルート概要

ケヤキ並木の緑が美しい遊歩道である「かつらぎの道」を、北に進んで行った突き当たりを西に行くと牧野古墳(ばくやこふん)があります。そこから閑静な住宅街を東南方向に進むと、南側に石塚古墳と新木山古墳があります。そこから北に進むと竹取公園内を散策できます。公園内には自由に遊べる「みんなの広場」や古墳時代の住居を復元した「古代住居広場」、また池の中には竹取物語の中にでてくる龍が顔をのぞかせています。竹取公園を抜けると右手には国の特別史跡に指定されています巣山古墳があります。公園を抜けてそのまま北進すると馬見丘陵公園へとつながっています。

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香芝市境〜馬見丘陵公園バス停まで約4km
高低差ほぼ平坦

広陵町パートみどころガイド

牧野古墳

広陵町の北西部にある牧野古墳は、古墳時代後期に造られた円墳です。昭和58年に行われた調査では馬具等多くの遺物が出土し、敏達天皇の第1皇子である押坂彦人大兄皇子(おしさかのひこひとのおおえのみこ)の成相墓である可能性が高いとされています。広陵町で石室内に入って見学できる唯一の古墳であり、国の指定史跡となっています。

【住所】 北葛城郡広陵町馬見北
【TEL】 0745-55-1001(広陵町文化財保存課)

三吉石塚古墳

馬見古墳群の中央群にある三吉石塚古墳は、古墳時代中期に造られた帆立貝式古墳で、築造時の姿に復元整備したものです。この頂上にたたずんでいると、どこからともなく木犀の香と万葉の風が1500年前と同じようにひろがり、当時を偲ぶことができます。県の指定文化財となっています。

【住所】 北葛城郡広陵町三吉
【TEL】 0745-55-1001(広陵町文化財保存課)

新木山古墳

馬見古墳群の中央群のうちでも南に位置し、前方部を東に向ける全長200mの前方後円墳です。くびれ部分には造り出しが付き、周濠、外堤が伴います。副葬品と考えられる勾玉、管玉、棗玉が宮内庁に保管されています。築造時期は円筒埴輪から古墳時代中期前葉と考えられいます。巣山古墳とともに馬見古墳で中核をなす古墳です。

【住所】 北葛城郡広陵町赤部
【TEL】 0745-55-1001(広陵町文化財保存課)

竹取公園古代住居社

竹取公園内に竪穴式住居と高床式倉庫が復元されています。平面形は奈良県立第二浄化センターの発掘調査で検出された古墳時代の遺構です。竪穴式住居は一辺約4mの方形住居区に台形の土堤を築き、4本の支柱で棟木、垂木を支え茅を葺いています。高床式倉庫は、3×6mの平面規模で6本の堀立柱で上屋を支えています。上屋は切妻造りで茅を葺いています。

【住所】 広陵町大字三吉391-1
【TEL】 0745-55-6040(竹取公園管理事務所)

竹取物語と讃岐神社

この神社は千年ほど前に書かれた延喜式に記載されています古い神社で、その頃できた「竹取物語」の冒頭には、竹取翁の名前を讃岐造と書かれ、「竹取物語」は讃岐神社の讃岐造をモデルにして造ったと伝承されています。「竹取物語」ではかぐや姫に求婚する5人の求婚者の名前は壬申の乱に出てくる人の名前と同じで、藤原京に住みここまで通っていたと書かれています。中秋の十五夜には月の世界に帰ったかぐや姫を偲んで、毎年広陵町では「かぐや姫まつり」を行っています。

【住所】 北葛城郡広陵町三吉328
【TEL】 一

巣山古墳

広陵町には大小様々な古墳からなる馬見古墳群がありますが、その中で最大の古墳がこの巣山古墳です。5世紀初めの葛城地域の王墓と思われています。近年の整備に伴う調査により、出島状遺構等新たな発見が相次いでいます。国の特別史跡に指定されています。

【住所】 北葛城郡 広陵町大字三吉
【TEL】 0745-55-1001(広陵町文化財保存課)


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