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奈良の歩き方新提案 奈良盆地周遊型ウォークルート

香芝市パートのウォークルート概要

奈良県と大阪府の境に隣接し、左右に金剛・葛城山系と信貴・生駒山系をしたがえ、四季折々、季節の移ろいのなかでその優美な姿を変える二上山。古くは「万葉集」にも詠まれ、万葉の「ふたかみやま」として古代史の舞台ともなりました。優美な二上山を眺めながら、歴史ロマンが香るかしばを探訪してみませんか。

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葛城市境〜広陵町境まで約4.5km
高低差ほぼ平坦

香芝市パートみどころガイド

二上山

古来より神聖な山として崇められた二上山は、大伯皇女(おおくのひめみこ)が山頂に葬られた弟の大津皇子(おおつのみこ)を偲んで詠んだ「万葉集」の歌も有名です。また、二上山は西方極楽浄土を日本人に心に焼き付けた恵心僧都源信の原風景ともいえる山です。毎年4月23日には「岳のぼり」として二上山に登る風習があります。

【住所】 一
【TEL】 一

腰折田

「日本書紀」垂仁天皇7年7月7日の条に、「當麻郷には當麻蹶速(たいまのけはや)という勇敢剛力がいて、天下に敵なしと豪語していた。天皇が群臣に力くらべ(角力)をするものを求められた。そこで、出雲の野見宿禰(のみのすくね)が召され、両人に力くらべをおさせになった。たちどころに蹶速は腰の骨を折られて死んだ。これにより蹶速の領地が没収され宿禰に賜った。」とあります。江戸時代に編纂された地誌「大和志」には「腰折田は良福寺にあり」とみえ、両人の決闘の地として今に伝えられています。

【住所】 香芝市磯壁
【TEL】 一

阿日寺

源信は、比叡山横川の恵心院に住まいしたことから「恵心僧都」と呼ばれた天台宗の高僧です。日本における浄土思想の原点ともいえる「往生要集」を著し、極楽往生するためには一心に念仏を唱える以外に方法はないと説いて浄土教の礎を確立させるとともに後世の文学思想にも多大な影響を与えました。その源信の生誕地伝承があり、毎年7月10日の恵心忌には盛大に法要が営まれます。また、安楽往生の「ポックリさん」として親しまれ、全国から参拝者があります。寺宝に、鎌倉中期の「絹本著色阿弥陀聖衆来迎図と常盤寺の客仏で平安中期の大日如来坐像があり、共に重要文化財です。

【住所】 香芝市良福寺361
【TEL】 0745-76-5561

福応寺の板仏

狐井・良福寺にまたがる市内最大の前方後円墳で、全長約140m、後円部直径約90m、前方部幅約110mあります。5世紀末から6世紀前半の築造と考えられています。古墳前方部の北東隅の外堤に近接して流れる初田川の中から刳抜式長持形石棺蓋石(兵庫県高砂市産竜山石製、長さ2.7m、高さ0.56m、幅1.2m~1.3m)が昭和45年に発見され、現在ふたかみ文化センター前庭におかれています。

【住所】 香芝市狐井
【TEL】 一

菩提寺

本尊は板に描かれた阿弥陀三尊来迎図で恵心僧都源信筆との伝承があります。一人の女性が川で洗濯しているところを通りがかった源信がその洗濯板に阿弥陀三尊の姿を感じとり、その板に自ら筆をとったとされています。秘仏として源信が描いたとされており、年に一度7月9日に参拝することができ、「狐井の板仏」として多くの出店が立ち並び大勢の人々で賑わいます。

【住所】 香芝市狐井581
【TEL】 0745-79-5570


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