本日はグループ研究の最終報告会でした。
9月から開始したグループ研究。約6ヶ月の研究の成果をご報告いただきました。
<1班>
安心・安全の地域づくり
- すべての人(都市部・新・旧住民)が関わる里山の再生 -
1班は、安全で安心な地域づくりのために、里山の再生に焦点を当て、研究されました。
里山の再生に必要な条件として
(1)継続性・収益性があること
(2)換金性・商品性のある商品開発をすること
(3)里山に都市部の人々を招いて対価を得ること
(4)上記の3つを行う中で、地域住民同士やそれ以外の人々が関わる機会を作り、地域の財産である里山への関心を失わせないようにすること
(5)究極的には、定住を促すきっかけになることを挙げられ、事例の検証の上、里山スクールの設立を提案されました。
<2班>
観光資源の活性化と観光局の誘致
- 大和郡山市を歴史のある民話のまちとして情報発信する -
2班は、観光の観点からの地域活性化施策として、大和郡山市の活性化に取り組まれました。
大和郡山市を「歴史と文化の町」として情報発信するために、
(1)既存のウォーキングマップに<民話・伝承コース>を追加
(2)マップの目的地にQRコード付きの石柱を立てる
(3)クイズ表を作成し、活用し、祭やイベントとタイアップすることで多くの人々を呼び込む、継続可能な活動を提案されました。
<3班>
地産地消を通じた地域交流のあり方
- 桜井市笠地区「笠そば処」、橿原市「仮称A店」の事例研究報告 -
3班は、国の事業をきっかけに事業を始めた店と、個人出資からの立ち上げである店とを比較し、地産地消の取り組み内容や強み・弱みなどから、「6次産業化は地産の6倍市場を生む」ことをまとめられました。
※6次産業とは、1次、2次、3次産業を全て足したものだということです。
塾生のみなさん、お疲れ様でした。
それぞれが貴重な時間をやりくりして、熱心にグループワークに取り組まれ、素晴らしい研究と、提案をしていただきました。
平成22年7月24日に第1期生として入塾した20名のみなさん。
ついに卒塾の時がやって参りました。
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所用で欠席いたしました塾長に代わり、奈良県地域振興部地域づくり支援課の髙野課長よりご祝辞を申し上げました。 |
本塾の前身「まほろば未来塾」5期の卒塾生であり、奈良県地域づくり団体協議会会長でもある佐野純子さんに激励のお言葉をいただきました。 |
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今後は、本塾で学ばれた地域づくりの手法を生かして、各地域で実践活動に取り組んでいただきますよう、ご期待申し上げます。
また、先生方には、長期間にわたってご指導いただき、誠にありがとうございました。
第1期生のみなさん 卒塾おめでとうございます!
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