ならの彩りさん!

馬見グリーンクラブ【馬見丘陵公園】

愛情いっぱいの花壇で公園を華やかに

馬見グリーンクラブ【馬見丘陵公園】

<インタビュー>
馬見グリーンクラブ会長
坂本 泰男さん

馬見グリーンクラブの設立の経緯を教えてください。

2010年(平成22年)に「全国都市緑化フェア」が馬見丘陵公園で開催され、全国からたくさんの方が来られました。奈良県はダリアの生産日本一で、園内に咲き誇るダリアの花に皆さん感動されていました。フェア終了後、公園の花と緑の維持管理を行うボランティア「花サポーター制度」が誕生し、その活動を通じて知り合ったメンバーが中心となっています。
翌年、公園内に設けられた花壇の一区画の植栽計画から植え付け、維持管理をグループ単位で行う「県民協働花壇コース」が始まり、メンバーで話し合い参加することになりました。それが馬見グリーンクラブとしての本格的な活動の第一歩となります。現在は、花や葉の色と形を組み合わせたフォーマルベディングと、和洋の花と緑で創作したカジュアルな和庭園の2つの花壇を担当し、定期的な維持管理に努めています。

  • 馬見グリーンクラブのみなさん

  • 馬見グリーンクラブ会長の坂本さん

  • チューリップを組み合わせた花壇(4月)

  • カジュアルな和庭園の花壇(9月)

  • 10月のフラワーフェスタに向け、花壇の手入れ

皆さんの取り組み内容についてお聞かせください。

イギリスで10年間活動した経験を持つガーデナーの宇山さんが花壇のデザインを考えてくれます。そのデザインをメンバーで話し合って意見を出し合い、最終的な形を決定し、どんな花を植えるか議論して花壇づくりを行います。日本庭園の花壇は、1級造園技能士の資格を持つ市野さんが担当し、アイデアを考えてくれます。
初めての花壇づくりの時は、担当区画の土壌整備からスタートしたのですが、かなり苦労しましたね。いざ土を掘り起こすと石や瓦礫がたくさんあり、水捌けも悪かったため、花が植え付けられるようになるまで約1年かかりました。でも、苦労した甲斐があって、いまでは美しい花を元気良く咲かせてくれます。公園を訪れる皆さんにも喜んでいただけて、私たちもやりがいを感じています。日本庭園の花壇では、周囲の竹垣をメンバー全員で手作業でつくりました。指導者の方に教わりながら四苦八苦しましたが、楽しみながらできたことに満足しています。
普段の活動は担当する花壇の維持管理。毎日の水やりと定期的な除草、そして年に3回(5・9・12月)、花の植え替えをします。また、花壇の維持管理の年間計画を話し合うデザイン会議を、昨年完成したばかりのボランティアハウスで不定期に開催しています。ワイワイ、ガヤガヤ、和やかな雰囲気で自由に意見を言い合う会議は、いつも楽しいですね。

ボランティアハウスで意見を出し合う

公園で行われるイベントにも参加されているそうですね。

広大な公園は、花の種類に加え場所も覚えて案内

馬見丘陵公園では年に何回か花のイベントが開催されますが、そのうち「馬見チューリップフェア」と「馬見フラワーフェスタ」で、公園内をご案内するボランティアガイドを行っています。ガイド用のマニュアルは私が作成し、メンバー全員で知識と意思の統一を図っているのですが、最近は、マニュアルを見る必要がないくらい(笑)、皆さんの知識が豊富になり、ガイド役もすっかり慣れてきたようです。
イベントに何度も足を運んでくれるお客様もいますし、私たちの花壇を褒めてくださる方もたくさんいらっしゃって、とても嬉しいです。これからも、たくさんの方に花壇を楽しんでいただき、馬見丘陵公園で素敵な時間を過ごしていただけるよう、メンバー全員で仲良く、元気に、取り組んでいきたいと思います。
(最後に)
馬見グリーンクラブでは、年に2回、勉強会を兼ねて近隣の公園などを皆さんで視察。これまでに大阪の万博公園や長居公園、花の文化園などを訪問。行ってみたい所がまだまだたくさんあって、次の勉強会を皆さん楽しみにしているそうです。

※インタビュー記事の内容は取材時のものです。
[取材日]平成29年9月13日

★メンバーの皆さんから、ひと言!

  • [巽さん]
    花が大好きで、花に元気をもらっています。知識はまだまだですが、花と一緒に過ごしている時間が一番楽しいですね。

  • [田中さん]
    私は花と無縁だったのですが、同じ職場の巽さんに誘われて参加しました。花を育てる楽しさを覚えて、いまでは大好きになりました。

  • [重信さん]
    あまり知られていない珍しい花が好きで、もっといろんな花を知りたいと思い、参加するようになりました。

  • [奥田さん]
    たまたま馬見丘陵公園に来たら、すごく綺麗で感動。ちょうど花サポーターの募集をしていたので応募しました。花の世話をするのがとても楽しいです。

  • [稲見さん]
    いまのメンバーの中では私が一番の新人です(笑)。作業しながら、いろんなお話もできるので、私にとっては癒しの時間ですね。

  • [寺岡さん]
    皆さんから教わることがたくさん。緑に囲まれて体を動かしているだけでストレス発散にもなっています(笑)。

  • [清水さん]
    奈良県フラワーセンターで一緒だった重信さんに「協働花壇をやっている」と聞き、私も参加。いろいろ勉強になり、やりがいがあります。

  • [奥山さん]
    前の職場を定年退職後、坂本会長から誘われて参加するようになりました。たくさんの人に花を楽しんでもらって、「また来たい」と思っていただきたいです。

  • [市野さん]
    公園が毎日の散歩コースだったんです。案内チラシで見つけた花の講習会に参加し、そこで会長と知り合って一緒にやろうということになりました。

  • [坂本会長]
    花緑サポーターを経て、馬見グリーンクラブをつくりました。それも、皆さんの協力があってこそと、感謝しています。いまは、花壇の見まわりが毎日の日課になっています。

関連する方々の活動や景観・施設

  • 心強いメンバー宇山さんによるデザイン画

  • ボランティアハウス

  • 育苗施設