植栽ワンポイントサポート

馬見丘陵公園ワークショップの内容から、植栽や園芸に関するQ&Aや花壇の手入れの仕方などの情報を抜粋してまとめました。

花壇の手入れのコツ 摘心

花壇の手入れについて、ご家庭でガーデニングされる際などに役立ててください。

①摘心の方法

摘心とは、苗の最先端(芽)の部分を鋏などで摘み取り、わき芽(側枝)を発生させて開花させることを言います。これをすることにより、植物によっては二番花、三番花を楽しむことができ、わき芽が沢山出ることで、苗全体をこんもりと茂らせることが出来ます。

摘心の位置は、茎の出来るだけ葉に近い部分です。切ったあと、ほとんど茎が残らないようにします。切ったところから新たにわき芽が出てきます。摘心の適期は育てる植物によって異なりますが、主に発育のよい生育期に行います。

  • 摘心の位置

  • 摘心後の状態

ポイント
○摘心した方がいい植物 キク、マーガレット、サルビア、マリーゴールド、ハーブゼラニウムなど
○摘心に不向きの植物 デルフィニウム、ジギタリス、ルピナスなど ※一茎一花の仕立て方をしたい場合は摘心しない。

②枯れた植物の見分け方

の写真はヒペリカムという樹木ですが、左半分が枯れてしまっています。植物が枯れる原因は様々ですが、夏に多いのが水切れです。見た目で枯れているように見えてもまだ生きている場合があるので、実際に触って確かめましょう。

生きている枝は、ゆっくり曲げると弾力があってしなります。枝を鋏で切ってみると、中に水分があるのが確認できます。枯れてしまった枝は、曲げるとポキっと折れてしまいます。枝を切ってみると水分が無く、断面がスカスカになっています。

草花の場合の見分け方は、葉の色が変色している場合は、水切れのほかに葉やけ、日照不足、肥料のやり過ぎなどが考えられます。根腐れの場合は葉の変色のほかに、株の元気がない、水やり後の土の乾燥が遅い、土から腐敗臭がする、根が黒色に変化している(根を確認できる場合)などがあります。

宿根草で夏・冬の休眠期に地表部の葉を枯らすものもあるので、すぐに抜いてしまわずに、その植物の特性をよく調べてから判断しましょう。

水切れで枯れてしまったヒペリカム

  • しなる枝

  • 折れる枝

ポイント

の写真はニューサイランという、ピンと立った細長い葉を鑑賞する植物です。葉先が枯れた場合は、葉全部を切ってしまうともったいないので、葉の形状に似せて枯れた部分だけを斜めに切りとり、切口が目立たないようにします。葉全体が枯れた場合は、地際から切ってしまいます。

  • 葉先だけが枯れたニューサイランの手入れ

  • 地際から切る場合