インタビュー記事

2018.11.09

毎日の食卓に奈良の木を。フードコーディネーターが語る、木の食器の魅力と使い方。

木のプロダクトっていいですよねーー種類や形はもちろん、色や木目の模様、年輪幅など、ひとつひとつ表情が違い使い込むほど味が出る、それぞれが世界にひとつだけの自然素材のプロダクトです。そんな木の魅力をお伝えするべく、さまざまなプロダクトと触れ合う業界人に、奈良の木のプロダクトを使用してもらう体験企画を実施。第一弾はフードコーディネーターとして、SNSを中心に活躍する「こころのたね。yasuyo」さんの登場です。

フードコーディネーターとして、日々さまざまな視点で食を彩る食器をみているyasuyoさんに吉野スギの食器を使用してみての感想や魅力、木のプロダクトを使用するポイントについて語っていただきました。

インタビュー:こころのたね。yasuyo(ナチュラルフードコーディネーター/発酵食スペシャリスト/ものづくりデザイナー)

──ブログやSNSにアップされるお弁当や日々のご飯が話題ですが、いつ頃から始められたのでしょうか?

最初は、ご飯ではなく、自分で作ったハンドメイドのものを記録したくて、写真を撮ってアルバム代わりにアップしていたんです。もともと、小さい頃からハンドメイドの雑貨を作るのが好きで、作ったものを雑貨屋さんに置いてもらったりウェブ販売をしたりしていて。

4年前くらいに娘のお弁当にと、丸い形がかわいい曲げわっぱのお弁当箱を買ったのですが、作ったお弁当の写真をアップしたのが好評で、それからお弁当の写真を投稿するようになりました。ご飯の上でいろんな顔を作ったり、季節のモチーフを取り入れたり、おにぎりに顔をつけてみたりして。それがおもしろく見えたのでしょうか、たくさんの方に見ていただけるようになりました。

──ナチュラルフードや発酵食についても学ばれたのですね。

お弁当をきっかけに、徐々に食のことに興味が深まっていき、いろいろと勉強するようになりました。見た目のかわいさや彩りもついこだわってしまいますが、やっぱりご飯は、栄養が一番。ナチュラルフードや発酵食について学ぶことで、レシピも広がりました。

甘麹、塩麹などは、自分で作りますね。混ぜるだけで、保存もそんなに難しくないですよ。料理の味も割と決まりやすいです。パスタや炒め物に使えて便利なニンニクオイルとか、ちょっとした調味料も作って瓶に詰めて置いています。あとは、振りかけて使えるようなスパイス類、干し野菜なんかをストックしていますね。

使う食材も、できるだけ身体に優しいものを選ぶようにしています。全体の栄養バランスを考えて、家で作るおかずは、野菜をたくさん使います。ただ外食する時は、ホルモンとか、けっこうがっつり食べちゃうんですよ(笑)。家だと炭火で焼くなんて、なかなかできないので、お肉は外で食べるものと割り切っていて。

──普段から木の食器は使われていますか?

けっこう多いかもしれません。最近は、家での食事などを投稿していますが、そこでも木のトレーや吉野杉の小箱、木のお箸やスプーンなどを使います。よく使う木のプレートは、作家さんのもの。大正時代頃のアンティークも好きで、古いものがいくつかあったり、木のカッティングボードをプレートのように盛り付けに使ったりもしますね。

作家さんのものや古いものにこだわって探す訳ではなく、木のものを意識して集めている、ということもないのですが……。お店でたまたま目に留まったり、ネットで見つけたり、作家さんが出展されるイベントで出合ったりして、集まってきました。あと、奈良の「鹿の舟」さんに、母も好きなのでよく一緒に行くのですが、そこで見つけたものも。木の食器は、やっぱり温もりを感じられるところが好きで、割とどんなお料理にでも合わせています。

──今回は、奈良の木のプロダクトを2つ使っていただきましたが、まず「吉野杉のランチョンボード」はいかがでしょうか?

ありそうでない感じですよね。大きさとか、ちょっと高さがあるところとか……いくつか揃えたいです(笑)。いつも使っているプレートも、すごく気に入っているんですが、サイズはちょっと小さめ。この大きさだとお茶までのせられて。

今日は、おにぎりとクリームチーズの豚肉巻きフライ、ピーマンやほうれん草のお浸しなどを盛って、和の感じにしましたけど、洋のものも合いそうですよね。

これくらいの大きなプレートに盛り付けるコツは、余白を意識することでしょうか。あとは、プレートの上にお皿やお猪口を置いて、おかずやご飯を盛り付けるのもおすすめ。小さめの杉箱を持っているんですが、それと組み合わせてもよさそうですね。

──吉野杉でつくられたプレート「LOOP」はいかがですか?

コロンとした形が、すごくかわいい! 厚みがあるので、けっこうどっしり重たいのかなと思ったんですが、持ってみるととても軽くてびっくりしました。こちらもいくつか揃えたいですね。

料理は、パンをのせて洋風にしました。春菊のジェノベーゼで食べる自家製の鶏ロールに、お野菜をいろいろ。隣の器は鯖カレーで、マスカットの隣の小さいグラスは甘酒です。

シンプルなデザインなので、他の器とも組み合わせやすいですし、この大きさや形だと、スイーツを盛り付けるのもよさそう。色味も明るくて、料理が映えるなと思いました。

──お家で木の食器を使われる中で、気をつけていること、魅力を感じることは?

心がけているのは、きちんと乾燥させることと、丁寧に洗うことくらいでしょうか。普段使いで、そんなに負担を感じることはないです。陶器と違い、落としたりぶつけたりで割れてしまうことがないのは、木の特長ですよね。

木の魅力は、やっぱり温かみがあることだと思います。今回使った2つのプレートは、温かみはもちろん、吉野杉のまっすぐな木目がきれいで、上品な雰囲気があるのも素敵。いろんなシーンで使えそうで楽しみです。

木の種類によるかもしれないですが、そうやって長く使っていくうちに、だんだん色味が深くなっていくものも。木目も一つひとつ違うので、同じものはないんだと思うと、より愛着が湧きます。これからもお気に入りのものを大切に使っていきたいですね。

日々の食卓に木の温もりを添えてくれる、奈良の木の器やカトラリー。今回ご紹介した「吉野杉のランチョンボード」は、自然塗装で優しい木の風合いを楽しめるのが特徴です。また、木の器は「手入れや取扱いが難しそう」といったイメージを持っている人もいるかもしれませんが、「LOOP」のように、水が染み込まないコーティングなどが施されているものを選べば、日常の食卓で気軽に使うことができますよ。あなたの暮らしにも、ぜひ取り入れてみてください。

PROFILE

こころのたね。yasuyo
(ナチュラルフードコーディネーター/発酵食スペシャリスト)

  • 撮影:石川奈津子

自然な環境で育ったからだに優しい食材・食品を扱うナチュラルフードコーディネーター。2014年からつくりはじめたユニークな顔を模したわっぱ弁当がInstagramで話題を集める。身体に優しい自然食・発酵食を意識し、心がほぐれるフード作りと丁寧な暮らしをモットーにInstagramやLINEオフィシャルブログ・Amebaオフィシャルブログを更新中。 顔むすびやお弁当、作り置きおかずレシピを収録した著書「のほほん曲げわっぱ弁当」(誠文堂新光社)は書店・amazon・楽天ブックス等で発売中。

Product Information
商品名 吉野杉のランチョンボード
価格 6,000円(税抜)
サイズ 縦320mm、横450mm、高さ12mm
製造元 株式会社 丸商店
(〒639-3114 奈良県吉野郡吉野町丹治69)
Product Information
商品名 LOOP
価格 M 5,000円(税抜)/ L 9,000円(税抜)
サイズ M 21cm×3cm / L 27cm×3cm
製造元 FUQUGI
(〒899-6505 鹿児島県霧島市牧園町持松2108-128 / 080-1787-2793)

取材・文:岩永茜
写真:鈴木誠一

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