“飲食サービス業界で活躍する。”その夢を実現するためには、これまでにない学びと実践が必要です。 フードクリエイティブ学科では、1人1ストーブ方式による調理実習やオーベルジュ実習、農業実習 などを取り入れ、各界で活躍するプロの講師を招き、深く幅広い知識が修得できるカリキュラムを 設定しました。 さらに、経営マネジメントやマーケティング、サービス分野、外国語にも力点を置き、将来の 独立開業や世界での活躍など、あなたの夢を支援します。
ヨーロッパの調理学校で主流とされる1人1ストーブ(コンロ)方式を採用。機器の取り扱いを正しく把握し、下準備から料理制作、後片付けまで、調理の全工程を1人でこなす技術を修得します。また、レストランの厨房を想定したグループ実習も行います。 調理実習や調理理論の指導は辻料理学館(辻調理師専門学校・辻製菓専門学校)の講師陣が担当。調理方法や食材別に正しい知識を身につけることができます。
コース料理の提供は速さだけでなく、お客様のペースに合わせることが重要。そのため、作業しながらも周囲に気を配り、常に次の工程を考えて調理実習に取り組んでいます。
仲間同士で声を掛け合って連携することも意識しています。今後も実習で多くの経験を積み、いま挑戦していることが無意識に行えるまで、習慣化させていきたいです。
校内に、一般のお客様を迎えるオーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)を設置し、 おいしい料理と大和平野を見渡す眺望を求めて訪れる国内外のお客様に対する 料理の提供やサービスを実体験します。 お客様を相手に緊張感を持って実践実習を積むことで、高いスキルを身につけます。
オーベルジュの運営と実践実習は、株式会社ひらまつが担当。 世界トップレベルの調理技術ともてなしの心を一流スタッフが直伝します。
私は32歳のときに憧れのパリ「レストランひらまつ」で働き、料理人は言葉、文化、芸術、様々なことに興味を持ち、吸収することが大切だと感じました。
実践実習で、「本物のレストラン」というプロフェッショナルの現場を体験し、学んだ知識や技術を自分の力に変えてください。
ご宿泊とお食事を提供するオーベルジュにおいて必要とされるあらゆるシーンにおけるおもてなしの心を、実際の営業にご参加頂いて学んで頂きます。サービスはお客様に付加価値を提供すること。
そこはチームとして実践するプロフェッショナルの世界。一切妥協のない厳しい世界。サービス人としてのプライドを感じてください。その体験がこの道を選び進んでいく時に大いに役立つことでしょう。
“オーベルジュ”とは、宿泊施設を備えたレストラン。 発祥の地フランスでは、その土地でその土地の食材を活かした料理(テロワール)を楽しむために遠方からもお客様が訪れ、ゆったりと食事を楽しみます。
おいしい料理を提供するためには「食材に対する知識を深める」ことも大切です。校内の実習農場において、県主要野菜や大和野菜などをはじめ、フランス料理に使用する西洋野菜やハーブなどを実際に栽培します。種まきから収穫までの一連の作業を体験することで、食材の鮮度や旬、品質の違いなどを学びます。 また、県内の生産現場を見学し、農業者の考えや想いを知ることで、農作物への理解を深めます。
2年次は3つのコースに分かれ、 個々の進路志向に沿った実習を行います。
社会人に必要なビジネスマナーやコミュニケーション力といった基本的な能力だけでなく、卒業後のキャリア設計や飲食店経営に役立つ財務・労務管理手法など、実践的な知識を トータルで身につけることができます。
デザートの製造に必要な知識と技術を学びます。実習では基本生地や基本クリームごとの基礎実技を繰り返し、製造技術を取得します。
「食の担い手」として、お客様への基本的な接遇を様々な角度からアプローチして、“おもてなし”の心と正しい技術的サービス手法、品格ある振る舞い、接客術などを取得します。
日本、中国、イタリアなどの各国料理、奈良の郷土料理などの特徴・調理方法を学ぶことで、地域ごとの食文化の違いを理解し、「食」を通して幅広い知識・技能を身につけます。
ジャム、コンフィチュール、ソーセージ、お惣菜など、農産物の特性を活かした、加工食品づくりのノウハウを身につけます。
食の安全性確保のための科学的根拠に基づいた知識および技術を学ぶことで、食品衛生上の健康危害発生を未然に防止するための必要な措置を的確かつ迅速に講ずる技能を身につけます。
英語とフランス語を実践形式で学びます。英語は日常英会話、飲食業の接客英会話を、フランス語は食材、調理方法、メニューなどの単語を理解し、ルセット(レシピ)が理解できる語学力を身につけます。
両学科生で構成されたグループごとに、農産物の特長やそれを活かす調理法について意見交換と調理実習を重ねることで「この品種はこの調理法だととても甘みが引き立つ」や「栽培方法によって食味がこんなに違うのか」など、農作物の捉え方の目を養います。
卒業生が「farm to table」を 実践しています!
NAFICで果樹栽培を学び、現在は天理市で柿やイチジクを生産しています。これらの果実を直売所などで販売するほか、フード学科卒業生のお店や、地元のカフェでデザートに使ってもらっています。そのおかげで、スイーツにはどういう品質が求められるかを知ることができ、さらに「映えるスイーツ」にしてもらえたことで宇野農園のブランド力アップにもつながっています。
長い歴史の中で、食と農が奈良の人々のくらしの中で重要なものと位置づけられ、大切にされてきたことを、現代まで受け継がれてきた祭礼や資料から学びます。また、木簡や万葉集など、古の人々の書き記したものから当時の生活・文化についても掘り下げる「奈良」の魅力を発見できる両学科合同の授業です。
講師
なら食と農の魅力創造国際大学校 NAFIC