『日本書紀』完成1300年の2020年に向けて、こども達が楽しみながら『日本書紀』に親しめるよう、参加体験型の講演会として、毎年、「日本書紀こども塾」を開催しています。 2019年度は2日間に分けて、十津川村立十津川第一小学校、十津川村立十津川第二小学校において、開催いたしました。
開会後、『日本書紀』についてのお話をしました。『日本書紀』には、奈良県で起こった出来事がたくさん書かれています。もちろん十津川村にも『日本書紀』のゆかり地が存在します。そういったことを知ってもらい、歴史を身近に感じてもらうことで、歴史に興味を持っていただきたいという思いで講演し、こどもたちは熱心にお話に耳を傾けていました。 講演の後、古事記かるた大会では、かるた遊びを通じて古事記について学びました。その後、天平衣装に着替える体験を行い、古代の気分を味わいました。 そして、天平衣装を着たまま日本書紀すごろく大会を開催。聖徳太子の一生をテーマにしたジャンボすごろくで、自らがすごろくのコマとなってマップの上に立ちながら、冠位十二階や憲法十七条などを学びました。 最後に「せんとくん」が登場し、一緒に記念写真を撮って閉会しました。 終了後に実施したアンケートでは、「歴史は苦手だけど、これからも学びたい。」「すごろくやカルタをまたやってみたい。」「自分でも奈良県の歴史や『日本書紀』のことを調べてみたい。」などの感想をいただきました。 奈良県の歴史に興味を持つきっかけになり、『日本書紀』や古代の歴史を身近に感じていただけた1日になったのではないかと思います。
【対象】小学校6年生(12名)
《当日の様子》
【対象】小学校5・6年生(14名)