記紀・万葉プロジェクト長期展開の考え方

記紀・万葉プロジェクト長期展開の考え方

(1)「記紀・万葉プロジェクト」は、記紀・万葉集に代表される歴史素材を活用した施策を効果的に展開していくものであり、新しい時代に奈良県の存在価値を内外に示すとともに、「本物の古代と出会い、本物を楽しめる奈良」を名実ともに実現していくための取組みである。

(2)本プロジェクトが目指す「本物の古代と出会い、本物を楽しめる奈良」の実現とは:長い年月をかけて守り伝えられてきた県内各地の様々な歴史的遺産を、奈良県に住まい、あるいは奈良県を訪れる人びとにとって、その真価を十分に理解でき、感動を味わえるものとすることである。

(1)本プロジェクトでは、東アジアと日本の関係など国際的視点も加味した『古事記』『日本書紀』『万葉集』についての価値意識を醸成するとともに、「記紀・万葉」を実感する地・奈良の受け皿を整備して「記紀・万葉で楽しむ県」「記紀・万葉と暮らせる県」という奈良県の「新しいブランドイメージ」を創出することを念頭におき、

 (1) 奈良県が歴史情報の発信のしかたとその味わい方の提案に関するリーダー的存在となる
 (2) 歴史素材の多角的な紹介により、奈良県の魅力の再発見、地域の誇りの醸成につなげる
 (3) 奈良県への誘客を促進し、顧客満足度を高める

ことを目標に掲げるものとする。

(2)記紀・万葉集をはじめとする文献には、日本文化の源流につながる様々な記述があり、ゆかりの地は全国各地に存在する。
それ故、「記紀・万葉プロジェクト」を端緒にして、奈良県のみならず日本列島の様々な地域の人びとの「自分たちの住む地域の魅力再発見」につながることを目指したい。
皆が愛着を持ってふるさとのことを語るようになれば、日本はもっと豊かな国になるだろう。本プロジェクトの推進が、閉塞感漂う我が国を元気にするために本県として貢献できるものとなるよう取り組んでいきたい。

(1)2012年~2020年を3つのフェイズに分けステップアップしていく目標設定

(2)各年度において、次年度からのフェイズの考え方について再検討、必要な軌道修正を行う。

(1)取組の柱
●『日本書紀』の楽しみ方の確立と普及を目指し、大河ドラマ誘致も視野に入れた事業展開を図ります。
●国民文化祭・障害者芸術文化祭とも連携しながら、平成32年に開村予定の(仮称)国際芸術家村を拠点とした展開を見据えて取り組みます。


(2)事業展開
① イベント(一般参加型事業)による情報発信
・ シンボルイベント「古事記のまつり」
 (古事記朗唱大会・こども古事記かるた大会)の開催
・「記紀を語る講演会」、「古代を楽しむワークショップ」の開催
・「記紀・万葉でたどる奈良」パネル展の開催
・「記紀・万葉」をテーマにした県民活動への支援
・ フランス語版「名所図会」リーフレットの発行

② 全国のゆかり地との連携
・「古代歴史文化賞」記念シンポジウムの開催
・「なら記紀・万葉ホームページ」による情報発信

③ 人が人に地域の歴史を伝える仕組みの充実
・「全国高校生歴史フォーラム」の開催
・「日本書紀こども塾」の開催

④ 親しみやすい情報発信の実施
・「なら記紀・万葉名所図会」の制作
・ 日本書紀で奈良を楽しむPR映像「奈良まほろまん」の活用
・ スマホ版「イベントカレンダー」の作成