淡路島の先人といわれているのは、大海原を渡って、日本にやってきた「海人族(あまぞく)」と呼ばれる人々。彼らは、神様が天から下りてきて島々を生んでいくという「島生み伝承」を大切にしていたそうです。やがて、日本に新しい国が出来上がっていくことになるのですが、海人族が伝えた「島生み伝承」は、「国生み伝説」として受け継がれました。『古事記』の冒頭を飾る「国生み」に登場する淡路島。古事記編さん1300年を迎え、今一度、淡路島を、はじまりの島として、誇りをもってアピールしていきます。