弘法大師空海は、815年、都を離れて修行の場所を探す旅に出ました。現在の五條市犬飼町の辺りで道に迷っていると、「南山の犬飼」と名乗る狩人に出会いました。そして、狩人から借りた2頭の犬の導きにより、空海は高野山にたどり着いたという伝承があります。また、その途中で出会った山人は「この地の主だ」と名乗り、高野山を中心とする七里四方を空海に譲り渡したといいます。山人は丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)で、狩人はその息子の狩場明神(かりばみょうじん)でした。後に空海は、狩人と出会った場所に転法輪寺(当初は遍照庵)を創建したと伝わります。
住所 |
五條市犬飼町124 |
電話 |
0747-22-4403 |
時間 |
8:00~16:00 |
料金 |
無料 |